私のミステリーの原点 「パズルゲーム☆はいすくーる」 野間 美由紀
その原点、寧ろ私がミステリーを好きになった原点はこの漫画です。
著者: 野間 美由紀
タイトル: パズルゲーム☆はいすくーる (第3巻)
(一巻の画像がみつけられなかったので3巻です)
--------------------------------
幼馴染のカップル、大地と香月が毎回様々な事件を解決する
連作ミステリー漫画。
中学生編・高校生編・成人編、と'83より連載されるロングヒットシリーズです。高校生シリーズでは、自由な校風の葉蔓高校に入学した二人が
美女(みめい)・卓馬をメンバーに加え、ミス研として校内で起こる事件に挑みます。
--------------------------------
ご自身も大変なミステリー小説ファンということでも有名な野間 美由紀さん。少女漫画だけれど、日常の謎系ストーリーは本格的。
毎回、凄惨ではなく、子供心に「こんな事件私にも起こったらいいな」
と胸がドキドキちょっぴり危険で大人な香りがする事件が起こるのです。
事件だけではなく、美人で気が強くてセクシーな主人公
香月の日常生活も素敵。
生徒会が完全な自治権を持つ変わった高校で、大地との大人な恋愛もしつつ
個性的な友人とハイスクールライフを謳歌する様が生き生きと描かれています。
そして、この漫画の単行本では柱の部分にオススメのミステリー小説が紹介されているのですが、そのセレクションが素晴しい!
仁木悦子さん、岡嶋二人さん、泡坂妻夫さん等等
まさに私のミステリー好きの原点となった作品を教えて頂きました。
同世代の女の子で、「パズルゲーム☆はいすくーる」からミステリー小説にハマった人はきっと多いはず!
この漫画を読んでいなければ、
私はもしかしたらミステリー小説を手に取ることは無かったかもしれない・・・
本との出会いって運命だなぁ、と改めて思う次第です。