ネトミス活動番外編 観劇「マウストラップ」(原作:アガサクリスティ)
ネトミス設立当初、そのフライヤーを発見し
会長と「第一回活動にしよう!」とチケットを購入した
劇「マウストラップ」(アガサ・クリスティー原作)
を観て参りました。
(その後無事会員が3名に増え、第一回活動ではなくなりましたが…)
会長と推理合戦を行えるよう、原作は敢えて読まずに観劇です。
推理タイムがあるといいな、と思っていたら
バッチリ 問題編 15分休憩 解答編 という大変楽しめる構成。
読書とは違い、頁を戻ることが出来ないので、手がかりを見逃すまいと一瞬も目が放せません。
イギリスで演劇史上最長のロングランというこの劇、
流石アガサ・クリスティー!といった感じの
コミカルでありスリリングでもあり、
『人間』というものを良く描いたストーリーだと思います。
劇の感想としては、
ボイル婦人役の淡路恵子さんという方が本当に素晴しかった!
の一言に尽きます。
上品だけれど、嫌味たっぷりで意地悪な老婦人役で、
この方が出てくると、完全に空気が違いました。
演劇や演技のことはわからない私ですが、明らかに別格だというのがわかります。
つい、役者さん全員がこのレベルのお芝居を見てみたい、という贅沢なことまで考えてしまいました。
逆にジャイルズ役の内海光司さんは、あまり舞台に慣れていない方なのかな?
少し違和感が目立ったような気がします。
(詳しくないので違ったら失礼致します)
テレビや映画であれば、かなりの実力差があっても
やはりカット等があるので、ここまで空気があからさまに違うことは(私には)わからないと思うのですが、舞台って怖ろしいものですね。
小説とは違い、論理的には「この人物が犯人である」ということに矛盾が無くても
役者さんの演技でその「納得感」が左右されてしまうのも舞台ならではといった感じです。
ちなみに謎解きは、私も会長も大ハズレでしたw
それにしても、英語はわからないけど本場イギリスの「マウストラップ」を一度見に行ってみたい!!
アガサ・クリスティー, 鳴海 四郎
ねずみとり