「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序」見ました
公開前から「はやく見たい見たい」と騒ぎまくり、知り合いの方にチケット迄頂いていたにも係わらず、やっとというか今更というか…
流石に劇場ももうかなり空いていて、3連休だったにも係わらず席は半分も埋まっておりませんでした。
何分「序」、まだ四分の一の段階なのでストーリーに関する感想は言えないのですが、とりあえず「これはTVシリーズを見てなくても楽しめる」というのは嘘だなぁ、と。
いや、正確には「楽しめるには楽しめるかもしれないけれど、これを見て当時のファンのような熱狂的な気持ちにはならないだろうなぁ」でしょうか。
テレビシリーズ6話分を98分に纏めているのだから仕方の無い事ですが、展開があまりに駆け足でとにかく登場人物に深みが無い。
ゲンドウのシンジに対する非情ぶりが中途半端で、シンジが何故ああいう性格なのかわかり辛いし、その二人の関係がしっかり描かれていないと、シンジの扱いに悩むミサトも、綾波とゲンドウの不思議な関係も活きてこない気がします。
実際、TVシリーズではとても印象的だったゲンドウの綾波救出シーン(眼鏡のとこ)もそのせいで埋もれてしまってました。
そして一番残念なのは綾波の魅力が薄れてしまった事。「何を考えているのかわからない」というところが表現しきれておらず、ちょっと無表情な包帯少女という浅い印象になってしまったような。
声がTVシリーズより少し高くなっている(声優さんは変わっていないです)のも原因の一つかもしれませんが、新劇場版を見ただけでは綾波の謎めいた無機質な魅力は伝わらないでしょう。
…と、思いつくままダラダラ不満を書いてしまいましたが
TVシリーズも見て劇場版に始発で並んだ私にとっては、もう充分、物凄い楽しめましたw
色々な所で既に語られている、TVシリーズとの相違点は勿論、映像も3Dで格段に綺麗になっているし、ヤシマ作戦は細かいディティールが追加されて作戦の面白さが伝わり易くなり、ラミエルのトランスフォーマーばりの変形は(あ、映画「トランスフォーマー」も感想を書いていないですがアホらしくて面白かったです)笑っちゃう位だし。
あと大きな見所といえば、やはり綾波の乳首と最後の次回予告でしょうか。
ネタバレはしませんが次回予告だけを見にもう一回劇場に足を運びたい位濃いぃものでしたよ。
それと個人的に某シーンに雑誌「JIDAI」が物凄くさり気無く登場していたのもツボでしたw
上映後はまた無駄にテンションが上がって、グッズの大量購入をしようとして同行者に止められてしまったのですが、とりあえず綾波ブードゥー人形だけは買ってきてしまいました…これどうしよう…
あー早く続きが見たいなぁー。
破では加持さんと委員長とマヤが活躍してくれますように(^ω^)